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1月 13 2013

EPSON vs Garmin Vol.2 『軌跡編』

EPSON vs Garmin Vol.1 『データ編』からだいぶ間があいてしまいました。すみませんでした。

それでは早速、軌跡をGoogleEarthで見てみたいと思います。

青色…FA610  黄色…FA910XTJ  赤色…SS-700S

 

総合的に実際の走りと一番近いのは、青色のFA610のように思えます。

 

ですが、左のデータを見ていただくとお分かりいただけるとおり、各機種のデータにほとんど差はありません。

これらはトレーニングのデータをとるためにGPSを利用しているのであって、軌跡を確認するためのものではないからだと思います。

実際のデータ計算は、これらの軌跡から割り出しているのか、それとも別に記録が存在して、そこから計算しているのかは分かりません。

 

とはいえ、せっかくですから軌跡を細かく分析してみましょう。

 

まず一番気になったのは、軌跡のポイント数です。

ご存知のとおり、軌跡はポイントの羅列をつないで線になっています。

下記はそれぞれの機種の軌跡のポイント数です。

少し専門的なお話ですが、例えば測量の仕事では、1点の場所を正確に測るために数時間という時間がかかります。 それよりも正確性はある程度妥協して数秒毎に細かくポイントを記録していこう、というのが一般向けのGPSになります。

この「正確=時間がかかる」の兼ね合いをどう考慮して、どのようにポイントを捕っていくかが、各社の腕のみせどころになってきます。

なぜなら、一般向けのGPSを捕捉するチップは、各社ほぼ同じ能力のものを使っているはずで、その先の計算方法こそが、各社の能力にかかっているからです。

上記のポイント数の表を見ていただくと、各社の方針を垣間見ることができます。

SS-700Sは122、GARMINは426と522となっています。

EPSONは日本企業らしく正確性を求めて、ポイント数が少ないのだと思われます。

一方GARMINは、とりあえずポイントをたくさん集めることで結果を出しています。

これは、どのような場所を走るかで変わってきますが、高いビルの多い都会ではGARMINの考え方の方が有利といえそうです。住宅地や郊外では、違う結果になるかもしれません。

さらに細かく軌跡のポイント間隔を調べると、

GARMINは、交差点等で停まったとき以外で、ポイント間隔は最高で 6秒でした。

一方、EPSONは、「正確=時間がかかる」の法則からでしょうか、GPSの苦手な場所、例えば単純に苦手なビルに囲まれた 高島屋の前では 115秒間、環境に変化があった場所、路地から大通りへ出たところや逆に大通りから路地へ入ったところでは、32~65秒間、ポイントの間隔が空いていました。

 

実は、このお話には続きがあります。

この結果についてEPSON販売さんへご報告いたしましたところ、なんとこの連休明けに開発の方々が、長野から東京へいらして、都心各所で実際に走ってテストしてくださるとのこと。

EPSONさんの「まずはGPSウォッチが認知され、メーカーにかかわらず、GPSウォッチ全体が元気になってほしい」という考え方にも、とても共感を覚えました。今後は、もっと使いやすいGPSウォッチに発展していくと確信しています。