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10月 22 2011

ハンディーGPS新御三家(eTrex30、GPSMAP62SJ、Oreogn450TC)トラックログ比較インプレ その1

etrex30_oregon450tc_gpsmap62sj永遠の名器、eTrexがリニューアルされる事が皆様ご存知の事かと思います。

2000年の大ブームになった、黄色の初代eTrexから、モノクロ地図表示モデル、カラーモデルと脈々と続いてきたeTrexの歴史ですが、基本的なアーキテクチャは同じ路線を歩んでいました。
しかし、今回登場のeTrex10/20/30は、Coloradoから始まった新世代機のグループへと踏み出しました。
旧eTrexは、右手に地形図、左手にeTrexという事を想定していたのか? 右手で何かをしながらでも左手で使えるようにというマンマシンインターフェースであり、良く考えた設計だなぁと思ったものです。
しかし、今回の新型からはクリックスティックが右手に移動し、右手用になりました。
理由は分かりませんが、ディスプレイ上の地図が実用的になったので、右手に持っていた紙地図が不要になったという事なのでしょうか?
GPSストアとしては非常に気になる存在ですし、細かなインプレの前に、まずは恒例のトラックログ比較をしてみました。
過去のトラックログ比較はこちら

このeTrex0系での大きなトピックは、なんといってもGLONASS対応でしょう。
GLONASSはロシア版のGPSですが、両国の協議により信号に互換性が持たされ、対応するGPSユニットでは、この両システムを混在して使う事が容易になりました。

そして、今回のGLONASS対応です。
GLONASSに対応する事によるメリットは、受信可能な衛星の数が増えるという事です。
GPSでは24機以上30機前後の衛星で運用されていますので、地球の裏側を飛んでいる分などを除くと、実際には8機程度しか受信可能なものがないと言われています。ただし、これは海上など周囲に全く遮蔽物が無い場所での話しであり、街中、谷筋や樹林帯などでは更に減ってしまい、最悪、測位が不能になってしまいます。
GLONASS対応により、一挙に、GPS衛星の数が約2倍になる訳ですから、測位不能になるケースも減りますし、位置計算に都合の良い衛星も増えるという事で、良い事尽くめという事です。
ただし、ガーミンが公表しているデメリットは、電池の消費が少しだけ多くなるという事がありますが...
さて、トラックログ比較の前に各機のコンディションです。
・eTrex30 Ver.2.30 GPS+GLONASS WAAS/EGNOS ON 
・Oregon450TC Ver.2.50 MSAS/WAAS ON
・GPSMAP62SJ Ver.2.20 MSAS/WAAS ON
設定は、軌跡ログ1秒毎、マップマッチオフ、徒歩 です。
自転車のハンドルに3機をマウントし、GPSストア前を出発します。
いつも通りにGPSストアから明治通りに出て、首都高4号線下を通るセクション1です。
セクション1のおさらいですが、ここは、首都高の高架下であり空が半分以下しか見えません。 

under_hw_pic.jpg

本記事冒頭の自転車への装着写真を見て頂くと分かりますが、ハンドルバー上に左からeTrex30、Oregon450TC、GPSMAP62SJという順になっています。
従って、このセクションはeTrex30<Oregon450TC<GPSMAP62SJという順に、上部オーバーハングの影響が少なくなりますので、テスト環境によるハンデが存在します。
また、eTrex30はテスターの左手が近くに位置しますので更に重いハンデとなります。

以降、トラックログカラーは、
■■■  eTrex30
■■■  GPSMAP62SJ
■■■  Oregon450TC
に設定してあります。

20111022_sec1.jpg
GPSストアでは、ビルの屋上に設置したGPSアンテナで受信した電波を店内で再放射させていますが、その電波で測位していたためが、eTrex30がいきなりブッ飛んでます。
店舗前は高層ビルに囲まれた路地ですので、ロケーション的にはとても悪いので、GPSMAP62SJもOreogn450TCも大回りしています。
左折後の首都高下では、赤のeTrex30が最も実際の走行ラインに近くなり挽回しています。
右上でトラックが「への字」になっている場所で、車道から歩道に走行ラインを変えていますで、その地点より更に電波状況が悪くなります。
そして、セクション1の確信部である首都高下です。
20111022_sec2.jpg
左端の地点から首都高下に入ったために、3機種とも南側に引っ張られています。
これは、過去の比較にも見られる挙動ですが、赤のeTrex30が最もズレが多く、黄色のOregon450TCはぴょこんと突起が見られます。
このセクションでは特にGLONASSのメリットを感じません。
次はJR千駄ヶ谷駅から北上するセクション2です。
20111022_sec21.jpg
どの機種も大きな乱れはありませんが、総武線の線路を越える手前まで乱れていた赤のeTrexが徐々に安定してきました。御苑に食い込んだクランク部からはどちらかというと黄色のOregon450TCが乱れ始めました。
下の写真は新宿御苑の南東部分、クランクの左折地点のロケーションです。
gyoen_east.jpg
セクション2後半には、今回もいじわる区間を設けましたが、ここで、これまでどのモデルでも達成できなかった正確なトラックを引いたのが赤のeTrex30です。
20111022_sec22.jpg
少々のオフセットとエッジのダレがありますが、非常にスムーズな軌跡であり他の2機種に比べたら歴然とした差があります。
ここで、いきなりGLONASSの実力を見せつけられたところで、「ガーミンハンディGPS新御三家のトラックログ比較」その1になります。
新宿御苑北側のセクション3からは、次回の記事にてご紹介させて頂きます。
最後に、毎回ご案内している内容ですが、
このテストは、「なんとなく」な傾向を確認するためのものですので、この結果が全てではありません。
もう一度同じテストをしたら、別の結果になるかもしれませんので、ゆるい感じで参考にして頂ければと思います。
インプレその2はこちら

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